オフセットが出ない以上、オフセットじゃないやつが出るように頑張ります。
お前の頑張りますは聞き飽きたぜって思われてるんでしょ、どうせ!
うるせーいいもん勝手に頑張りますから。
ひらさんは脱稿したそうですが、ひらさんも発行物に変更があるみたいなので「susじゃない」のページを書き換えなきゃならんのです、が、忍者ってアップロードが大変に面倒なんですよね~。
人様のパソコンを借りて設定だの何だのをするのがちょっと、ねえ。
ひらさんに相談してみます。
そうそう、web上にあるメモに何かネタ上げて無かったかな~と思って見てみたんですが、生憎と「もんも」の途中しかなかった。
負け犬の遠吠え的に、途中だけを続きに垂れ流しておきます。
好奇心が勝った、とだけ口に出してみると自分がいかにも軽い人間のようで情けないので、男子高校生なんてみんなこんなもんさ、と言い聞かせることにする。本人の申告によれば古泉も「男子高校生」なんだろうし、じゃあ二人で顔を突き合わせている状況で良識が好奇心に負けてしまっても仕方がないな、と開き直ってもいいわけだ。
「僕はそれで構いませんが、あなた本当にそれでいいんですか」
ええい、水を差すな。元を正したり詰めたりしたらせっかくの呪文の効果が解けるだろうが。
「それはそうかもしれませんけど、僕はあなたと違って気の迷いでも好奇心のせいでもないんですよ。分かっていておっしゃっているならこれ以上無粋なことは言いませんけど…」
古泉は笑っている。いつものことだ。しかしその種類といえば俺がこれまで見た中じゃあ一番情けなく格好の付かないものだった。
向き合って二人、手を伸ばせば互いの体に触れられる距離で一体どんな表情をすればいいのか分からずに、俺は余計なことを考え、古泉は恥ずかしくなるくらいに視線を逸らさない。
「脱線があなたの正気を保たせる方法の一つだとは知っています。けれども、お願いですから、僕と向き合ってはいただけませんか。ここまできてあなたにはぐらかされては、僕の方こそ正気が保てなくなりそうだ」
こんな近くにあなたがいるのに、と、溜息含有量八割ほどの呟きとともに古泉の手が伸びて俺の顎から頤に触れた。それがまた、産毛総立ちってくらいの微妙な触り方をするもんだから俺は奥歯にちからを籠めた上で指を握り込まなければならなかった。そうでもしなきゃ、次々と送り込まれる「ずっとこんな風に触れたかった」「冗談だと思われていても構わなかったのに」「あんな顔して泣くなんて」「あの後、どうしたんです?ご自分でなさったんですか?」「僕はあなたの泣き顔を思い出しては」…この後はもう酷くなる一方だったので割愛させてもらおう。
喋っているうちに古泉はいつもの古泉らしさを取り戻したのだろう、卑猥なこと、あられもないことを、次から次へと野球中継を見ながら食べる枝豆のごとく繰り出し、俺に吸収させた。
やりたい盛りの男子高校生にあるまじき色香なんじゃなかろうか。男子高校生に色香を感じ取ってしまったのは初めてのことなので、一体何と比べれば良いのか分からんが、こんなに同学年の男からびしばしと色気をぶつけられていいものなのか。
いや悪い。悪いに決まってる。だってそうだろう、じゃなきゃどうして俺がこの言葉攻めじみた告白でうっかり、また、古泉にみっともないところを見られているなんて。死にたい。死にたくなるほどの羞恥なんてもんがたかが十何年の人生でそう何度も訪れていいはずがないんだがな。
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これを足したり引いたり継いだり削いだりしていました。
どえらい負け惜しみ。ちぇ。