一泊二日の旅だったのに驚くほど長かった。
長かった、というのは、時間が過ぎるのが長く感じたという意味ではなく、色々詰め込みまくって濃い内容となり、とてもじゃないけど1泊二日でこなすスケジュールじゃないよこれ、と感じたという意味です。
旅の思いで箇条書き。
●26日
1700★移動中のタクシーの土曜の夕食の店に予約を入れる。10人いると予約なしでは入れないのは分かりきっている事だからね・・・
1930★残業でぐったりはしているものの、鬼リーダーの悩み(いつ子供がサンタクロースがプレゼントをくれているわけではない、と知ってくれるのか、いつまで嘘を吐き続けなければならないのか、ばれた時に怒られたりしないのか)を聞かせて頂いたりして、物凄いテンションが上がる。どのツラでそんな可愛い悩みを抱えてんだ!!ほんっと萌える。いい加減にしろ。もっとやれ。
★会社お気にしているお菓子を少し持ち帰り、更に浮かれきってコンビニで大量に買い込む。遠足にお菓子がないとテンション下がるからな!
2200★この時点で正誤表を作る気でいる。しおりの優先順位は次点。
2300★正誤表のために「もんも」を読み返す。あまりの誤字脱字誤用にうんざりしてやる気がなくなってくる。おんさまに相談したら「誤字脱字があるのは知っています、ってちゃんと書いたペーパーを出せば」みたいなアドバイスをもらい、そうしよう!と決めるものの、それを書くのも苦痛で、結局しおりを先に作り始める。
●27日
0300★時間が飛ぶように過ぎる。しおり完成。プリンターで出力したら予想の半分の大きさになったので、自分の鞄をこの大きさに合わせよう、と勝手に決める。
0330★正誤表にしよう・・・
0400★支度開始。化粧ノリが憐憫を誘うほどに悪い。
0430★同居人を起こす。あと20分で出るよ!(鬼か)
0455★何とか家を出る。外は暗く、多分まだ夜だこれ。
0518★電車に乗る。ぎゃーーー買い込んだ菓子を忘れてきた!死にたい!!
0618★色々あって新幹線に乗る。色々あって後から来る組が居たりして、ほんとごめんね置いていっちゃって・・・
0630★車内にてしおり配布。セイノさんと鳥居の関係について、それぞればらばらに質問をしてくる。
0820★(時間曖昧)京都着。とりあえずコインロッカーに荷物を詰めよう。スケブ用の筆記具も、手持ち搬入の在庫も観光には必要ない。私は間違えて折り畳み傘を入れてしまう。
0840★奈良線に乗ると後から組のシストシア(susとしあ?)が合流。びーびったーあ!下がってたテンション急上昇。しかし稲荷駅についてざぶざぶ降る雨にテンション急降下。えーっ、降らないってゆったじゃーん!コンビニで傘を購入。さっそく無駄な出費。
★伏見稲荷大社を見学。大喜びで写真を撮るメンバーはさながら外国人観光客のよう。何分かけて鳥居をくぐる気だ。全然前に進まない。
★馬の・・・馬の何だろう。奉納されている馬の何か、像?のようなものの顔を覗き込み、その目がうつろである事に怯える。
★狐かっこいい。
★鳥居かっこいい。
★さすが商売繁盛の神様、グッズ展開も半端ない。思わずストラップ購入。
★今年もあと2ヶ月ちょいなのにおみくじを引く。凶のち末吉、ほぼ悪かったです。失せ物は見つからず、待ち人は来ない。結婚もやめろって。それよりも解説文の冒頭に「このみさとし」と書いてあって、何それ許斐の弟!?ってはしゃいで自分のは大人しく括りにゆきました。
高助の、「恋愛はする、ただし選ぶな」みたいなのが面白かった。選ぶなって。そんなばかな。
★千本鳥居をくぐっている最中に、カイナが蜘蛛に怯える。
★謎の工事看板発見。死ぬほど笑う。そのうちセイノさんがブログにアップしてくれる気がする。
★狐面の絵馬(馬でも何でもないが)を描く絵描き組(の一部)。個性・・・と思いましたが確かにおんさまのは犬だよ。飼い犬。狼とかそういう怖いやつじゃない。わんわん。
★甘酒を愛する人々はくつろぎすぎだ。
★おもかる石を体験。願い事をしてから石を持ち上げ、予想より軽ければ叶い、重ければ叶わない、というもの。重すぎてちゃんと持ち上がらなかったので叶わない、と・・・。
★カイナが「どんぐりが落ちてる」とはしゃぐので、どんぐりはこうして食べる、とか、地方によってはどうのこうの、と真顔で嘘を吐いてみる。「へーそうなんだ!知らなかったよ!でも栗も食べるもんなあ。どんぐりの粉で作る食べ物もあるしな~」と感心するカイナに心が穏やかになる。全部嘘だよ。
★四条へ移動。途中で八つ橋の砕いたやつを買う。カイナが焼いたのが普通の「八つ橋」である事を知らなかったので、思わずどういう嘘を吐こうか考え始めたが、「それ、美味いの?」とキラキラした目で訊いてくるので、嘘は何も吐かずに買い与えてしまいました。美味しいと言っていたので良かったです。
★四条から若干迷子になりながら昼食の店へ。こもたん居なかったらもっと酷かった。マジありがとう。しおり、役立たず。マジごめん。
★昼は湯葉でした!湯葉尽くし!幸せすぎる・・・湯葉美味すぎる・・・!!2000円でこんなに食べていいなら月一で通いたい。湯葉の刺身と黒ゴマ豆腐が特に美味しかった~。あ、湯葉の佃煮も美味かった!食いすぎた。肉しか食わないセイノさんがぱくぱく食べていたのが嬉しかったです。私、あんたの健康の役に立った気がするよ。
★死にそうな高助と別れ(というと非情ぽいね)知恩院を目指す。また迷子。よく引率だとか言えたもんだな、ってみんなが思ってるんだ絶対!と被害妄想にかられる、が、途中の商店街にあったお菓子屋さんの壁にハルヒの手ぬぐい5種?6種?が飾ってあってザワザワ。思わず店内に足を踏み入れ、謎のチョコレートを買う。間近で見たかったんだよ、手ぬぐいを!!
おじいさん(2代目だそうです)は、いやらしいチョコレートの説明ばっかりしたがり、おばあさんは京言葉の紹介ばっかりしたがり、二人揃って話をあまり聞いてくれない、中々面白い店でした。私も勝手な事を喋ってみた。
そうこうするうちに、ひらさんが「私、仕事でここの店からネットで買い物したことある!」と言い出し、おじいさんもおばあさんも大喜び。場が暖まったところで、一体誰がハルヒの手ぬぐいなぞ飾ったんだ、と切り出すと、「うちの三代目が」というので、「おいくつなんですか?」と問うと、口ごもるご夫婦・・・何この雰囲気。訊いちゃ駄目だったんだ・・・!ごめんね、おじいちゃん、おばあちゃん。もう訊かないね。
お会計を済ませ、二人にお礼を言って店を出る。
★その頃みんなは、素敵な和物グッズの店できゃっきゃと買い物をしていましたとさ。私はお箸袋をエコ活動の一環として購入したかったのですが、ぴんと来なかったので見合わせました。ボストンバッグが可愛かったな~。あと鳥獣戯画の眼鏡ケースも良かったね・・・。印鑑ケースも欲しかったけど、縮緬じゃない布でも作って欲しいな~nafiさん文句多い。
★知恩院へ向かう途中に、私が高校の頃から推しまくっている「シンラン×ホウネン←ニチレン~その頃イッペンは~」(注意:歴史二次創作の上に宗教絡んでいるのでカタカナ表記しておきます。内容も史実には沿ってないです。あくまで創作です。もやもやしちゃった人も流して下さいますと幸いです)を歴史に興味がないというか苦手というか・・・なメンバーに話す。茶豆が一緒に乗ってくれたのが嬉しかったです。
★そうこうしてるうちに、法然様の知恩院到着。三門がでかすぎて「法然様、6メートル超えてたんじゃね!?」説が浮上。
★そっから続く階段が急すぎる。「これ、もう修行だ」「誰のだ、法然様のか」「いや、法然様は登りきった所で、セクシーなポーズ(袈裟をちらっと肩からずらすとか)して待ってるんだよ。弟子たちは俄然やる気になって…」
謝れ。法然様と浄土宗の皆さんに謝れ。
★知恩院を堪能。見所いっぱい。神社もいいけど寺もいいねっ!
★閉まるっつーので高台寺・ねねの道に向かう。「後生ですから」と人力車を希望した私と可哀想に思った子たちとで人力車に乗る。人力車速過ぎ、景色が飛ぶように流れていってあんまり見えなかった。爽快でした。
★人力車乗らない組と待ち合わせ。待ってる間に小料理屋パラレルで死ぬほど萌える。古キョンです。萌えすぎた。いつか絶対書いてやる…!
★待ち合わせ場所のすぐ目の前の店からお菓子を食べてほくほく顔のメンバーが出てくる。本気でガックリしている食いしん坊のかのえさん。私とひらはそれどころじゃなかった、小料理屋パラレルで忙しかったです。
★ようやく高助と合流、元気になってて良かったです。
★バスに乗って京都駅へ。薬でも盛られたかのように一瞬で眠りに落ちる。
★美味しそうな生八つ橋を買って、大阪へ。電車の中でもやっぱり寝る。
★夕飯は梅田で、豚尽くしでした。何を食べても豚、おいしゅうございました。
★キンコ組はキンコへ。終電も逃してタクシーで宿に向かうが、車内でくだらないムーブメントが起きる。
私が小学生の頃、クラスで「勘なんですけどぉー」という接頭句が流行ってしまい、発言は全て勘頼り、という異常現象が起きていた話をしたら即採用。
「勘なんですけどぉー、今日は一日が長いねえ」
別に勘でもなんでもない。
宿に着いた頃には日付が変わっておりました。
おっや~~!?
おかしいねえ、私、何してたのかな・・・四川省はやってないんだけど・・・?(麻雀ソリティアやってた)
おっかしいな~明日はそれどこじゃなくなっちゃうんだけどな~!?
それから、メールフォームからコメントもほんとありがとうございます!
そか、一夜限りのシリーズ(というほどのものでもない)、もう先が見えてるから読んでもらうほどでもないかなーと思ってたんですけど、読んでもらえるなら書きます!ひゃほーい
実家に帰ってきております。
壊れたノートPCを上の弟に見せたら「じゃあ俺の貸す?修理から帰ってきて一回も開けてなくて、使ってないからもったいないしさー」って、わーーーーい!
その他にも「あ、これも使ってない」「引越し終わったら引き取りにきてよ」みたいな非常に軽々しい雰囲気でUSBメモリとスピーカーをもらいました。本当にラッキーだ…弟万歳…!
引き換えに転職の相談をされましたが、畑違いすぎて聞くだけしかできなかった。
そして最後に彼が言った言葉は
「要するに30過ぎてから楽に暮らすために20代は働きまくんなきゃいけないんだよ」
でした。
3人兄弟の真ん中っつーのは、上と下がちゃらんぽらんだとしっかり者になるっていう…
ちなみに下の弟は順調にだめになっている。今日日の大学生がみんなあんなじゃなあるまい…今、下の弟は隣の部屋で上の弟に叱られています。私は人の事をとやかく言える身分じゃないので黙って聞いています。
それにしても、借りたPCも富士通FMVって何かのご縁なのかな~メーカーからシリーズまで一緒だと快適だわ~
原稿やります
って書けっていうから・・・。
というわけで、
【地雷バトン】
★見た人は忙しくてもやってください。
※タイトルを「学校(仕事&趣味)を辞める(止める)ことにしました。」に設定すること。
★見たらスグやるバトン←これ大事
※見た人は、必ずやること…今すぐやること。
バトンも質問系も嫌いでないです。しかしいつも軽い逃避です。
●HN:nafi
●職業:社内をうろうろする仕事です
●病気:アレルギー性鼻炎(ハウスダスト・動物等)と低血糖の疑い有り、と取り返しのつかない虫歯
●装備:チョコレート
●性格:突発性で勝手で我侭、巻き込み型。回顧とかしない。わー最低だ
●足のサイズ:23.5でEEEなので24~24.5を履く事が多いです
●兄弟:弟が2人 両親の老後は3人で面倒を見ようと誓った仲です
●メアドの意味:飼ってたリブリーの名前+顔文字
●着信音:オンマイウェイのロング!恥ずかしげも無く!!
●待受画:もんも!恥ずかしげも無く!!
●髪型:前髪が伸びてきた!ロングっちゃーロング
●身長:158前後
●視力:0.03かそこらだったはず よく覚えてません
●髪色:濃い茶色
●香水:基本鼻が詰まってるからそこまで気を回せません
●エロ?:中学生男子みたいな下品さ 上とか下とかじゃなく 無い 品が無い
●子供?大人?:おおよそ中学生くらい
●遠距離恋愛できる?:次元も越えられるよ!(一方的にな)
●束縛されたい?:されたところで勝手をします
*好きなもの*
●色⇒ピンク、赤、オレンジ、明るい黄緑 基本パッション系
●番号⇒3とか7とか好きなのは白い制服の中学のテニス部部長のあれこれ
●動物⇒人間以外の動物と馴れ合えないアレルギー フレンチブルが平気だったのは短毛だから?
●飲み物⇒ヤクルト、ビックル、マミー、ぐんぐんグルト
●ソーダ⇒炭酸は駄目だ
●本⇒家守綺譚を古キョンでやりたいけどそしたら古泉死んでんじゃねーかっていう
●花⇒グラジオラス、凌霄花、ハイビスカス、あとはフォルムがまるっとしたやつ、桜は人並みに好き
●携帯は何⇒どこも。ずっとP90使ってた(簡単に開くから)けど、薄さに惹かれてついに70シリーズに。
●コンピューターから離れられる?⇒仕事で使うからなあ プライベートでは現在それに近い
●犯罪犯したことある?⇒職質受けたのは一昨年のことです。公園で花火してたら通報された
●お水/ホストに間違えられた時ある?⇒祖母宅が繁華街にあってタクシーで行くと高確率で間違われる
●ウソついたことある?⇒ライフワークです 対カイナは半分くらい嘘で出来ている
●誰かを愛したことある?⇒あるよ!内側に入れてる人はみな愛しております いやシモではなく
●友達とキスしたことある?⇒あるよ 笑いのためなら何でもやっちゃう突発型ですごめん
●誰かの心をもてあそんだことある?⇒あるある カイナとか弟とか
●人に利用されたことある?⇒あるんじゃないかな あんまり気にしない・・・利用もするので
●使われたことは?⇒あるある 使えるような人間なら使っていただいて結構
●髪染めてる?⇒染めてます そろそろ美容室行かなきゃな・・・
●髪の毛巻いてる?⇒今は巻いてません。巻きたいー
●タトゥーしてる?⇒してません 私カタカナのゥを見ると笑ってしまう 面白いよね、ゥ・・・
●ピアスあけてる?⇒あけてません、根性がないので・・・
●カンニングしたことある?⇒高校の小テストは常習だった クラスぐるみでした
●お酒飲む?⇒飲むけどヤクルトの方が美味しい
●ジェットコースター好き?⇒好き。としまえんのインディアンとかも好き
●どこかに引っ越したいと思う?⇒来月引っ越します。今は部屋割りでもめている
●掃除好き?⇒きらい、でもハウスダストのアレルギー持ちという
●丸文字?どんな筆記?⇒丸くもない、美しくもない、そして汚い
●ウェブカメラもってる?⇒ない PC壊れてるのにそんなの持っててもね・・・ぺっ
●運転の仕方知ってる?⇒いーえー
●何かを盗んだことある?⇒弟のエロ本を盗んだことあります 怒られたので返しました
●拳銃を手にしたことある?⇒ない、と思ってるけど、過去に偽物だと思っていたものが本物だったとしても私が気付けるわけもないので、ないと言いきれるかというとそうでもなく
*今現在*
●今着てる服⇒帰宅して着替えてねー フリルのシャツブラウスに黒のパンツ、ストッキングは脱ぎました
●今のテイスト⇒原稿からの逃避
●今の匂い⇒天ぷら 昼飯は天ぷらでした 一日中天ぷらくさい
●今の髪型⇒ひっつめてます
●今したいこと⇒PC復旧
●聴いてるCD⇒テレビでもやしもんやってる
●1番最近読んだ本⇒涼宮ハルヒの溜息(すすんでない・・・!!)
●1番最近見た映画⇒エヴァ!最後の10分に持っていかれた・・・まさかの奴から次回予告までの鮮やかなコンボに大好きなはずのヤシマ作戦が霞んだ!!いやあびびった
●1番最後に食べた物⇒仕事中に食ったハイチュウのマミー味
●1番最後に電話で喋った人⇒樫
●初恋覚えてる?⇒小1、ラブレターに何故かビー玉を入れた そしてビー玉以外は返却された
●まだ好き?⇒苗字しか覚えてねー
●新聞読む?⇒仕事で目を通させられています
●ゲイやレズの友達はいる?⇒ゲイやレズではあるが友達なのか分からん人ならいます 公開されてるのはね・・・
●奇跡を信じる?⇒信じます 自分レベルではたくさん奇跡あった
●成績いい?⇒高校から駄目になった 部活一直線という意外さ
●帽子かぶる?⇒ほぼかぶりません
●自己嫌悪する?⇒するけどすぐ気が逸れる 逸れた先からもまた逸れてまた自己嫌悪
●何かに依存してる?⇒チョコレートを含む甘いもの 冬なのでザッハトルテを食べたい
●身近に感じれる友達はいる?⇒いるいるー みんなありがとう愛してるぜ!!
●親友はいる?⇒親友・・・?親しい友達はもうみんな親友枠 超一方的 口にはしないから問題ない
●自分の字好き?⇒読みにくいので嫌い 直そうとしないけど
素直に答えすぎた 嘘をつくのは特定の人物に、意図的に、です。無差別じゃないです。
原稿に戻ります。
メールフォームからご指摘いただきました・・・そうですね、A4ではなくA5の本ですね。
A4の小説って。原稿用紙じゃないのさ。
ご指摘くださった方、ありがとうございました!
それから、「susじゃない」のお知らせページをちょっと更新しました。
高助さん@アカシア、が、大阪で猫キョンコピー本出すって言ったので。
言わせたのは私じゃないです。ひらさんです。
猫化が好きな人には面白くない、純粋に猫が好きな人が見たら理解はできる本になりそうだ、と勝手に予想。
何にせよキッチュっぽいです。
あと、ひらさんがとっとと機関古書いてノルマをクリアしていた…。
あれっ、じゃあ私書かなくても古キョン出てくんじゃね?
ちょっと待ってみることにします。おーおー卑怯者と罵ってくれても構わないわよ。
それにしても引越しって高くつきますね。
週末までに××円用意しろ、と言われて、何の身代金かと思いました。
将来、キョンと古泉が同居という名の同棲をおっぱじめるとして、キョンは初期費用を絶対に折半したがるに決まっているから古泉はちゃんとそれを尊重した上で(口答えは一度たりともしてはならない)、口座に余裕があるようだったらその他に必要になるものを「僕が壊してしまいそうな気がするので」っていう名目で払えばいいんじゃないかと思います。
二人用の鍋と二人用の洗濯機と…もー全部「二人用」って書いてあるから古泉は心中穏やかじゃない。
では心中がどうなっているのかというと、もちろん総立ちです。拍手喝采。
キョンはいっそ「家族用」とか買った方がいいんじゃないかと考えています。
キョンと古泉の部屋はすぐ信じられないほど食べまくるお嬢さん方が来ちゃうので。
二人は彼女達を泊めたりしません。遅くなるなら送っていくよ。
ハルヒも長門も、その時まで居てくれたら朝比奈さんも、みんな遊びに来てきゃっきゃとするけど、日付が変わらないうちに帰されます。
キョン曰く、親の信用をなくすから、です。
親が保証人である以上なあ、って言う。
もちろんこれは本心からの言葉ですが、まーあれよ、泊めると古泉が根暗く拗ねる。
一度、バイト先の友人を泊めてもいいか、と古泉にお伺いを立てたとき、
「今日は僕が帰れないのでご友人殿にもご遠慮頂いて下さい」
って言われた。
どーしてお前が帰ってこなきゃ友人を泊められないんだ、ってキョンは思ったけど、
口にする前にちゃんと思い当たって、軽く罵って、
「お前の許可を取ろうとした俺が馬鹿だった」
って電話を切っちゃう。
古泉は「信用はしてるけど心配だし、何でもない事にも妬いてしまうから泊めないで下さい」って言えば良かったのかな、と後悔する。
でもそれを言ってしまうと、あまりに平和ボケでみっともないし、キョンに嫌われかねない。
どっちに転んでも苦しい、と思う古泉。
深夜に帰宅するとキョンが部屋に居るだけ。
「何だ、帰ってきたのかよ」「ご友人殿は」「他あたるって」
ブラボー!彼は僕の願いを聞いてくれたのです!
「僕の、この喜びが、どうしたら全て余す事無くあなたに伝わるんだろうかと・・・いつも考えています」
「それはこっちで勝手に汲み取るもんだろ」
ビール片手に、にこりともしないキョン。
一緒に暮らすようになって、キョンは古泉のこっぱずかしい台詞を浴びる様に聞かされる破目になり、段々感覚が麻痺してきて照れもしなくなってきたけど(最初は「こいつ本気で言ってるんだ」って分かる度に恥ずかしくなっていた)、ちゃんと聞いてる、見てる、って姿勢は崩さない。
古泉も、それを指摘したりしないけど、向き合ってくれているキョンを大事にしよう、決して手を抜いたりなんかしないで、と、大体1日に2回程度の割合で決心し直してる。
よかったね。
いい締めにした気になっている。